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クリント・イーストウッド主演「人生の特等席」。ベースボールがつなぐ父親と娘の絆再生物語

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mohamed_hassan / Pixabay

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映画「人生の特等席」 その感想などをつれずれに


人生の特等席 (字幕版)

監督/ロバート・ロレンツ
脚本/ランディ・ブラウン
製作/クリント・イーストウッド、ロバート・ロレンツ、ミシェル・ワイズラー
製作総指揮/ティム・ムーア
出演者/クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、マシュー・リラード、ジョン・グッドマン
配給/ワーナー・ブラザース
公開/(アメリカ)2012年9月21日・(日本)2012年11月23日
上映時間/111分
ウィキペディア「人生の特等席」より

「人生の特等席」の原題「Trouble with the Curve」。
直訳すると「曲線(カーブ)の問題」。映画を見終わったときになるほど!と深く思ってしまう、すてきな映画でした。

スカウトマンの親父と弁護士の娘

野球の老スカウトマンのガス・ロベル(クリント・イーストウッド)と、その娘で、バリバリの弁護士のミッキー・ロベル(エイミー・アダムス)。父娘の絆を取り戻す家族の物語。

母親は娘が幼い時に病死。それ以降、父と娘で各地を回るスカウト生活。
その生活もある事件で、終わりを迎える。

父は人に娘を預けて、娘の元から突然消えてしまうのだ。
それ以来、長年疎遠となっている父娘。

しかし、娘が父の病気のことを知り、物語は動いていく。
そして、一緒にいることで相手を思う気持ちのすれ違いをほどくように物語は進んでいく。

相手を思う気持ちゆえのすれちがい

疎遠になったのには「父親なりの娘を思う気持ち」があり、
娘は、父親に対しての「捨てられたという傷」を抱えて生きている。

それぞれが、それぞれ正しい。
が、時としてそれがすれ違い、疎遠になっていく。

父親は、娘が幼いころ、娘の元から離れていく。
その娘は、父親に捨てられたと思い傷つついている。

父親に認められたくて一心に父が望む弁護士の仕事に邁進していく娘。
しかし、娘の気持ちは父親の望んでいた弁護士の仕事ではなく、父親と同じように野球に向いていたのだ。

「人生をもっと楽しめ」という言葉

誰かのために生きるというのもあるのかもしれないけれど、
「自分は何が大切なことなのか」を立ち止まってあらためて考えてみることは大切なことだ。

親としては良かれと思ってのことが、子供は必ずしも望んでいるものと違う場合もある。
親は、この道がよいと思って子供に伝える。
親に認められたいという望みをかなえるために伝えられた道を歩む。
が、何にか壁にぶつかったときに、自分の選択を立ち止まって考えるようになる。

違う選択もできるが、選択肢が少ないというか、全くない!と思うときもある。
そんなときは決まって頭が固まっていることでもあり、もっと柔軟に考えなければだめなのかもしれない。

湖に飛び込むシーンがあるのだが、まさに常識で考えれば飛び込むなんてありえない。
しかし、飛び込むことで分かることもあるし、決して飛び込めないことはない。
だから、やろうと思えばなんでもできてしまうし、やろうと思ってもやらないだけなのかもしれないとも思う。

そう考えると、決して選択肢が少ないというのは問題ではなく、むしろ選択肢が少ないと考えていることが問題であって、
それ以上深く考えていないというのが、大きな問題なのかもしれない。

娘は、弁護士事務所のパートナーという仕事の成功を目の前に、父親のもとに行く。
娘の思惑は、「なぜ私を捨てたのか」ということを知るため。

だんだん老いてくる親。わだかまりを持ちながらも、それを気遣う娘。
「同じ血が流れている」という親子の事実は、切れてしまうことはない。
娘が言う「父親のことを気にしなければどんなに楽か」という言葉も印象的だ。

どこが「人生の特等席」なのか?

父親は、「娘が弁護士として、仕事で成功することが人生の特等席」と思いそれを願ってやってきた。
娘は、「父親と一緒にいた場所が、人生の特等席」だったと話す。

人それぞれに「人生の特等席」は存在する。
相手の思い、自分の思い、それぞれ絡み合った「特等席」というのもあるかもしれないが、自分が思う「特等席」が、本当の「特等席」ということはまぎれもない事実だ。

「自分の特等席はどこか」と考えることは、自分にとって大切なものを確認することと同じ。
あらためて、少し考えてしまった。

データでは判断できない、自分で決める「人生の特等席」

「仕事(キャリア)」「親(老いていく父)」、そして「恋人」。
いろいろな選択がそれぞれあると思うが、そこにはデータだけで判断できない、自分が選択していくものなんだよね。

人生の未来を見据えて自分の将来の道を選ぶこと。
それは、あたかもスカウトマンが将来性をふまえ選手をスカウトするように、「未来の自分をスカウトするようなものかな」とも、思えてならない。

自分の人生の選択、そして特等席は、データなど客観性をともなったデータだけの判断ではなく、もっと主観的で直感的な判断がそこにはあるように。

合理的、常識的ではなくても、自分を信じて選んだものが「特等席」。
たとえ、周りから何といわれようとしても。。。という感じかな。

キャストもいい感じ

クリント・イーストウッドの頑固おやじっぷりもいいし、娘役のエイミー・アダムスも、いい感じの気の強さ。そして、若手スカウトマンのジャスティン・ティンバーレイクの好青年っぷりもいい感じでした。

映画「人生の特等席」 各レビューサイトの評価は?

■映画.com

■Yahoo!映画

■Filmarks

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