456ページとかなりのボリュームでしたが、楽しく読み進めることができました。
無名な大学生が、超大物有名人に成功の秘密をインタビューするミッション
大学生が、超大物有名人に成功の秘密をインタビューするとというミッションを遂行するというストーリー。
いろいろな障害に立ち向かう中で、人間の成長がある。
もちろん、有名人たちの言葉もたくさん。
タイトルの「サードドア」とは、ステージへの入り口のドアのこと。
1つ目は、正面玄関。
2つ目は、VIP専用入り口
そして3つ目は、それ以外の入り口。
三つ目のドア(サードドア)が成功への扉というわけ。
何事にも突破するということは、周りと同じことをやっていてもダメな場合もある。
人の成功体験などがそうだ。成功した人と自分は違うのだから、同じようにやっても上手くいかないことも多い。
だから自分にあったやり方を探して、見つけて進んでいくことしかない。
考えて、考えてそして、進んでいく。動いてつまずいて、また動く。。。
これの繰り返しで、人生を切り開いていく。
その先に、三つ目の扉が現れるのだと。
サードドアを見つけているとき、困難も現れる。というか困難だらけ。
そんな時に身動きがとれなかったら、視点を変えることも重要のようだ。
どんなに有名な大物でも、初めから成功ではなく、こういう経験を経て成功していく。
やったことに失敗はない。失敗も大切な経験なのだ。
さあ、周りが知らないサードドアを開けてみよう。。。ってな具合だ。
ミッションに向けて行動し続けることの重要性
サードドアを見つける冒険
読んでいて、RPGのストーリーのようなワクワク感があった。
つまずいて、悩んで、そして立ち向かう。。。
今自分に感じてい閉塞感は、このサードドアを開く力が足りないのかもしれない。
力というよりも、何かをするということ。
失敗なんて思わず、できないなんてあきらめないで、中に入るためのサードドアを探して、こじ開ればいいんだな。
読んでいるうちに、サードドアを見つける冒険に出かけたくなってくる。
冒険といっても、どこかに出かけるだけじゃなく、大胆なことをすることでもない。
日常と少しでも違ったことをするだけでも冒険だ。
チー・タイム
本文の中に出てきた、「チー・タイム」。
2倍の速さで仕事を行えば、2倍のスピードで経験が詰める。
もちろん、失敗も2倍かもしれないが、成功も2倍。
そして、それらの経験は4倍。
そう考えたら、立ち止まってはいられないじゃん!
なんて思ってきた。
冒険者になるには、よいタイミングかも
日々、なにか冒険をしてみたい気分。
ちょうど、今年はネズミ年。
「チーズはどこへ消えた?」ではないけれど、
冒険者になるには、よいタイミングかもしれない。
念頭にこの「サードドア」を読めたのは、自分にとっては大きなプラス。
同じことをやっていては、成長はない。
人と同じことをやっていても、人を超えられない。
じゃあどうするのか。
昨日とは違ったことをしたり、人とは違ったことをしたりすること
なんだ。
それが、冒険といえるかどうかわからないが、いつもの日常から考えると、冒険といえなくもない。
そういうことを、常に軽々とやれる冒険者でいたいと、強く思った。
著者:アレックス・バナヤン インタビュー記事
サードドア: 精神的資産のふやし方
単行本: 456ページ
出版社: 東洋経済新報社
発売日: 2019/8/23
ページ数が400ページを超えるボリュームですが、そのボリュームを感じさせない展開で、気が付けば読み終えていたという感じでしたよ♪