映画「あしたは最高のはじまり」 その感想などをつれずれに
「あしたは最高のはじまり」。「最強のふたり」に出ていた、オマール・シー主演の映画だ。
すごく良かったので、つらつらと思ったところを。。。
※多少ネタバレなところもあるので、ご注意ください。
あしたは最高のはじまり
Demain Tout Commence
監督/ユーゴ・ジェラン(フランス語版)
出演者/オマール・シー、グロリア・コルストン、クレマンス・ポエジー、アントワーヌ・ベルトランほか
配給/(フランス)マーズ・フィルムズ (日本)KADOKAWA
公開/(フランス)2016年12月7日 (日本)2017年9月9日
上映時間/117分
主役のオマール・シー演じるプレイボーイのところに、突如、女性が現れ「あなたの娘だ」と赤ちゃんを置き去りに。
女性を追って、ロンドンに行くが見つけることができず、しかも、帰りのお金もなくロンドンで足止め。
エスカレーターの下に赤ちゃんを置き去りにしたことに気が付き、スタントマンのようなアクションで救出。
その場にいた、ゲイのスタントマン・プロデューサーにスカウトされるが、その場は辞退。
その後も女性を探し回るが見つからず、藁をもすがる思いで訪ねたのが、スタントマンのプロデューサーの家。
スタントマンとして契約を結び、子どもを含めて3人での生活が始まる。
ママの存在を知らない娘には、ママのことを偽りながら。。。
どうにかこうにか生活を続けて、娘が8歳になったときに突然ママが現れる。
途方にくれる主人公だが、「娘がママを求めている」という願いを叶えるために会うことになる。
そのから、急展開。どうにかママのことはごまかしていたのだが、ついに真実を娘が知ることになる。すると、娘の心はママの方に。。。
「パパはさびしいもんだな」、なんて思っていたがそこはどっこい。親子で過ごした時間がやはり強い絆を育んでいたのだ。
それを見て、ちょっとホっとした。父親の方から離れていくなんて、あまりにもつらすぎる。。。
結局親権争いで裁判にになるが、父親に親権があるという判決。
しかし、遺伝子検査を要求されて、それが。。。決定打となり、ママと離れていく娘。
しかし、離れていかない娘。父親と逃亡する。
そんな娘には秘密があったのだ。それを聞いた母親も。。。
◆
子どもはペットではないし、自分の所有物でもない。自分エゴで子どもを縛り付けてはいけないとは思うが、父親の心境を考えると複雑。
子どものことを一番に考えると、何が良いのか。。。
そんなことを考えると、父親が。母親が。とかいうことはちっぽけなことなのかもしれない。
主役の父親は、子育てという未知の世界に飛び込んだ。あとは、必死にもがいて進むだけだった。
岸壁から海を眺めるシーンがあるが、飛び込んでしまえば、後戻りはできないし、進む以外はない。
そんなことも考えたりした。自分は、覚悟をもって飛び込んでいるのだろうか。。。と。
最後の急展開に、こころがギューーとなった。
映画終了後に流れる曲は、そんな映画の余韻を心地よく包んでくれているようだった。
もし映画館で見ていたら、終わってもなかなか席をたつことができないんじゃないかなと思わせるほどだ。
見終わったときに、なんとも言えないこの感情は嫌いではない。曲も心にしみてきて、グッっとさせる。。。。
とてもいい映画だった。
映画「あしたは最高のはじまり」各レビューサイトの評価は?
■映画.com
3.6 点 / 評価:61件
■Yahoo!映画
3.69 点 / 評価:481件
■Filmarks
3.8
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