ある日からブラウザ(Chome)に「Flash Player のサポートは2020年12月で終了します」と表示されはじめた。
なんとなく以前から「Flashを再生することは危険だ。注意しよう」という意識はあったのですが、この機会にちょっと調べてみることにしました。
そもそもFlash Player とは?
Flash Playerとは、米アドビシステム(Adobe Systems)社が各種Webブラウザ向けに開発・配布している拡張機能(プラグイン)の一つで、Adobe Flash形式のコンテンツを再生・実行するためのもの。
要するに、Adobe Flash形式のファイルを再生するものがFlash Player。
このFlash Player がいろいろと悪さをするようで、バージョンアップや不具合の修正があると修正版が配布されてきたようです。
しかしセキュリティの脆弱性は解消されず、2010年代には深刻な保安上の弱点(セキュリティ脆弱性)が頻繁に発見され、更新が繰り返されてきました。
まさに、イタチごっこだったようで、それゆえ、「Flash Playerは危険だ」という意識が自分に刷り込まれていたように思います。
では、その Adobe Flash とは?
Flashとは、Webページなどでコンピュータグラフィックスを応用したアニメーションやプログラムなどを再生・実行するためのデータ形式の一つ。また、その開発ソフト。いずれも米アドビシステムズ(Adobe Systems)社が開発・提供している。
主にWebでのアニメーションやゲームなどにも使われていたFlashファイル。
「華麗なるWEBアニメーション史 ~ FLASH隆盛編」(http://e-words.jp/w/Flash.html)よると
その歴史は、、、
1995年に米フューチャー・ウェーブ(Future Wave)社が発売した「Future Splash」(フューチャー・スプラッシュ)がスタート。
1996年に同社を米マクロメディア(Macromedia)社が買収し、「Macromedia Flash」(マクロメディア・フラッシュ)に改名。
2005年にはマクロメディア社がアドビシステムズ社に買収され、「Adobe Flash」(アドビ・フラッシュ)となった。
2010年代前半まではWeb上のベクターアニメーションの事実上の標準として広く受け入れられてきた。
しかし!!
米アップル(Apple)社のiOS(iPhone/iPad)に採用されないなど台頭するスマートフォン市場を取り込むことに失敗し、SVGとHTML5の組み合わせなど代替技術が大きく発展したこともあり、アドビ社はFlashの維持・発展をあきらめ、関連ソフトウェアの提供を2020年末で打ち切ることにした。
ちなみに、Flashの名前の由来ですが、
「Future Splash」の頭文字「F」と語尾の「-lash」を合わせて略称を「Flash」
とのことです。
なのだそうです。詳しくは
インターネットの回線速度が遅かった時代(ダイアルアップの時代)、
Webでの動きのあるコンテンツは非常に新鮮で、「動いている」というだけでも感動したものでした。
ちなみに、2016年より、Adobe Flash Professional は Adobe Animate CC に名称変更されて、現在にいたっているようです。
さて、ここからが本題。。。Flashゲームはどうなるの?
2020年12月ブラウザのサポートがキレるということは、Flashファイル対応の更新が止まるということです。
WindowsXPや諸々のサポートがキレたときのことを思い起こせば、イメージが湧きやすいですね。
ということはセキュリティ的に、FlashPlayerは使わないという一択になりそうです。
では、今までのFlashで作られた過去のコンテンツはというと。。。自己判断に委ねられるとうことですね。
Flashでお世話になっているといってもどっぷりというわけでもなく、「将棋」を少々遊ばせてもらっている程度が、気分転換にちょうどいい感じでした。
「サポート期間が終了したらどうなるのよ。遊べないじゃん」
ということになりますが、セキュリティを無視してまでも遊ぶ気分にはなれないので…
そこで気になる、代案はないのかな?問題。
いろいろ調べてみると、どうやらHTML5でいろいろなゲームが同じように存在しているようです。
そこで、何が台頭してくるのかと調べてみると、HTML5 。
例えば、気軽にできる「将棋」などもHTML5でも存在しています。
サポート終了後は、安全面も考慮してフラッシュは使わず、HTML5を見つけて活用するのがいいみたいですね。
ちなみに、将棋のHTML5のものは、
ということで、「Flash」いままでありがとう、そしてさようなら。。。
いまさらですが、HTML5 よろしくね