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『はらぺこあおむし』の翻訳を手がけた「もりひさし」さんは言葉の魔術師だと思う

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Hans / Pixabay

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「もりひさし」さんがお亡くなりになりました

2018年11月9日、心筋梗塞でお亡くなりになりました。101歳だったそうです。
心よりご冥福をお祈りいたします。

世界的に人気の「はらぺこあおむし」の訳者として有名なもりひさしさん。

※エリック=カール作・絵『はらぺこあおむし』偕成社 1976

「はらぺこあおむし」の出版社の偕成社のホームページにもニュースとして、「はらぺこあおむし」を振り返る著者のコメントとともに掲載されています。
→ もりひさしさんがお亡くなりになりました(偕成社のホームページ)

「もりひさし」さんの経歴や、著作の作品などを振り返ってみたいと思います。

「もりひさし」さんの経歴

森 比左志(もり ひさし、1917年10月2日 – 2018年11月9日)は、日本の児童文学作家、翻訳家、教育評論家。もりひさし名義を用いることもある。本名、森久保 仙太郎(もりくぼ せんたろう)。神奈川県津久井郡(現・相模原市緑区)出身。

受賞歴
1971年 ちいさなきいろいかさ」(絵/にしまきかやこ)で第18回産経児童出版文化賞受賞

1984年 くまのアーネストおじさん 既刊3冊」(作/ガブリエル・バンサン)で第31回産経児童出版文化賞受賞。

1998年 おてがみです あるゆうびんやさんのおはなし」(作/ガブリエル・バンサン)で第44回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。

2009年 歌集「月の谷―歌集」で日本歌人クラブ東京ブロック優良歌集賞受賞。

ちなみに、「はらぺこあおむし」は、「The Very Hungry Caterpillar」としてアメリカのエリク・カールさんが1969年に出版した幼児向け絵本。日本では、1976年にもりひさしさんの訳で発売されています。

どうでもいいことですが、原作のタイトル「The Very Hungry Caterpillar」をネットで翻訳してみると

グーグル翻訳では「非常に飢えたキャタピラ
Weblio 翻訳では、「はらぺこあおむし」っていうのも訳ででてきましたが、
機械翻訳の結果は、(1)非常に空腹の毛虫 (2)非常に空腹のキャタピラー

なるほど、たしかにそうだよな。。。
やはり、とっても残念なタイトルになってしまいますね。

こう見ると、いかに翻訳という作業は翻訳家の言葉のセンスが問われるかが分かります。
特に絵本の場合は、意味が通じるだけではなく絵本のイメージあるので、やはり「もりひさし」さんは、とてつもなくスゴイ人だなと。。。

「はらぺこあおむし」

『はらぺこあおむし』(原題: The Very Hungry Caterpillar )は、アメリカ合衆国の絵本作家エリック・カールが1969年に出版した幼児向け絵本。
アメリカ・グラフィックアート協会賞を受賞。鮮やかで大胆な色使いの絵と、シンプルで判りやすいストーリーから、全世界で累計3,000万部を販売するベストセラーとなった。60以上の言語に翻訳されており、日本では1976年に、もりひさし(森比左志)訳で偕成社より発売されている。
公益財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構主催の「ようちえん絵本大賞」では、第1回(2009年開催)と第2回(2010年開催)で大賞を2年連続で受賞した。
→ 「はらぺこあおむし」(ウィキペディア)

 

翻訳作品としてあまりにも有名な「はらぺこあおむし」。通常版のほか、英語版、日本語・英語版、40周年記念限定版と本だけをピックアップしてもいろいろな版があります。

通常版

英語版

日本語・英語版

世界的ベストセラー『はらぺこあおむし』が、二カ国語版で登場。あざやかなコラージュ絵本が、英語でも日本語でも楽しめます。

40周年記念限定版

どの版も、小さい子へのプレゼントに喜ばれそうですね♪

こぐまちゃん シリーズ

「はらぺこあおむし」も大好きですが、「こぐまちゃんシリーズ」も大好きです。
この「こぐまちゃんシリーズ 」は、わかやまけんさん(絵)とのもりひさしさんの共著で、こぐま社から出版されている絵本。

『こぐまちゃん』は、わかやまけん(若山憲)の絵でこぐま社から発行されている絵本シリーズである。主人公はこぐまちゃんで、友達にしろくまちゃんがいる。円・楕円や四角などを多く用いた、単純で明確な絵と子供に親しまれやすくわかりやすいストーリーが特徴である。
→ こぐまちゃん(ウィキペディア)

「こぐまちゃん」シリーズの出版元のこぐま社のホームページにももりひさしさんの訃報が掲載されています。
→ 「もりひさし先生が亡くなられました。」(こぐま社)

この本を、なんども子どもに読み聞かせた懐かしい記憶があります。子どももとても楽しそうに聞いていました。