「自転車に乗っていると、タイヤが1回転するたびにガタッ、ガタッと振動する」
パンクはしていない。空気も入っている。それなのに、走りがスムーズではない。
このような場合は、タイヤやチューブの一部分が均一になっていない可能性があります。
今回、わが家の自転車では、タイヤの中でチューブがよれ、一部分だけ厚くなっていたことが原因でした。
ただし、同じような症状は、
・タイヤがリムに均等にはまっていない
・ホイールがゆがんでいる
・スポークが緩んでいる
・タイヤが変形している
といった場合にも起こります。
息子から、
「自転車がガタガタするから見てほしい」
と言われました。
実際に乗ってみると、タイヤが1回転するたびに、同じ位置で小さく跳ねるような感覚があります。
原因を調べてみると、タイヤの外側からは見えない、少し意外なところにありました。
この記事では、今回見つかった原因と対処法に加え、パンクしていないのに自転車がガタガタする場合に確認したいポイントを紹介します。
自転車が1回転ごとにガタガタする症状を確認
今回の症状は、走っていると次のような違和感が出るものでした。
・タイヤが1回転するたびに小さく跳ねる
・同じ間隔でガタガタ、コツコツと振動する
・空気は入っているのに乗り心地が悪い
・ゆっくり走っても振動が続く
一定の間隔で振動する場合は、タイヤや車輪の一部分に原因がある可能性があります。
まずは自転車を持ち上げて、前輪と後輪をそれぞれゆっくり回してみます。
タイヤが一部分だけ上下に動いていないか、ホイールが左右に揺れていないかを確認しましょう。
異常が大きい場合や原因が分からない場合は、そのまま乗らず、自転車店で点検してもらう方が安全です。
今回の原因はチューブの「よれ」でした
まず、タイヤの空気圧を確認しましたが、空気不足ではありませんでした。
次にタイヤを一周、手で押したりつまんだりして確認すると、バルブ付近だけが妙に硬く感じます。
さらに見ると、バルブが少し斜めになっていました。
そこで空気を抜き、タイヤの片側を外してチューブを確認すると、チューブが中でねじれ、一部分で重なっていました。
チューブがよれたり重なったりすると、
・一部分だけ厚くなる
・その部分だけ硬くなる
・タイヤがきれいな円にならない
・回転するたびに段差のような振動が出る
という状態になることがあります。
外側からは分かりにくいため、パンクしていないのにガタガタする場合は、チューブの状態も確認候補になります。
チューブのよれを直す方法
対処はシンプルです。
① 空気を抜く
バルブを開き、タイヤの空気を完全に抜きます。空気が残ったままタイヤを外そうとすると、作業しにくくなります。
② タイヤの片側を外す
タイヤレバーを使い、タイヤの片側だけをリムから外します。
タイヤレバーを深く差し込みすぎると、チューブを挟んだり傷つけたりすることがあります。チューブの位置を確認しながら、少しずつ外しましょう。
③ チューブのねじれを直す
チューブを少しずつ引き出し、ねじれや重なりがないか確認します。
よれている部分があれば、チューブが一周均等になるように整えます。穴や傷、極端に薄くなっている部分がないかも確認しましょう。
④ 少し空気を入れてなじませる
チューブに形がつく程度の少量の空気を入れます。
その後、チューブをタイヤの中へ戻し、タイヤを一周軽くもみます。
次の点も確認してください。
・チューブがタイヤとリムの間にはみ出していないか
・バルブが斜めになっていないか
・タイヤが一部分だけ浮いていないか
チューブを挟んだまま空気を入れると、破裂やパンクにつながる可能性があります。
⑤ 規定空気圧まで入れる
タイヤの側面に表示されている空気圧の範囲を確認し、その範囲内まで少しずつ空気を入れます。
空気を入れている途中で、一部分だけ大きく膨らんだり、タイヤがリムから浮いたりした場合は、すぐに空気を抜いてください。
最後にタイヤを回し、上下や左右に大きく揺れていないか確認します。
修理後どうなったか
試しに乗ってみると、1回転ごとに感じていた「ガタッ」という振動はきれいに消えました。
息子も乗って確認し、
「お、ガタガタしない。全然違う」
と一言。
今回は、チューブのよれを直すことで症状が改善しました。
自転車がパンクしていないのにガタガタするほかの原因
タイヤがリムに均等にはまっていない
タイヤの端がリムに均等にはまっていないと、タイヤがきれいな円にならず、回転するたびに上下へ跳ねることがあります。
タイヤをゆっくり回し、タイヤ側面の線とリムとの間隔が一周ほぼ同じか確認します。
一部分だけ位置が違う場合は、空気を抜いてタイヤの位置を整える必要があります。
ホイールが振れている
タイヤを回したとき、リムが左右または上下に揺れる場合は、ホイールが振れている可能性があります。
軽い振れでも乗り心地に影響することがあります。大きく揺れる場合は、自転車店で調整してもらいましょう。
スポークが緩んでいる
スポークが緩んだり折れたりすると、ホイールの形が崩れ、振動や異音が出ることがあります。
スポーク調整にはバランスが必要なため、無理に自分で締めず、自転車店へ相談する方が安心です。
ハブにガタつきがある
車輪を横方向へ動かしたときにガタガタする場合は、車輪の中心部分にあるハブに問題がある可能性があります。
ハブのガタつきは走行の安全に関わるため、点検を依頼しましょう。
タイヤが変形・偏摩耗している
タイヤの一部分だけ膨らんでいたり、表面の減り方が偏っていたりすると、1回転ごとに振動することがあります。
ひび割れや膨らみがある場合は、タイヤ交換が必要になることもあります。
空気圧が不足している
空気圧が不足していると、全体的にタイヤがつぶれやすくなり、段差で強い衝撃を感じることがあります。ただし、1回転ごとに同じ位置で振動する場合は、ほかの原因も確認しましょう。
タイヤ側面に書かれている空気圧を確認し、適正な範囲まで空気を入れましょう。
自転車がガタガタしたまま乗っても大丈夫?
タイヤが1回転するたびにガタガタする状態では、そのまま乗り続けない方が安全です。
チューブがタイヤとリムの間に挟まっていたり、タイヤが正しくはまっていなかったりすると、走行中に急に空気が抜ける可能性があります。
ホイールの振れやスポークの緩みが原因の場合も、乗り続けることで症状が悪化することがあります。
次のような状態なら、自転車店で点検してもらいましょう。
・タイヤの一部分が大きく膨らんでいる
・タイヤやリムが目に見えて揺れている
・スポークが緩んでいる、または折れている
・車輪を横に動かすとガタがある
・異音がする
・原因が分からない
・タイヤを外す作業に不安がある
出先で自転車がガタガタし始めたらどうする?
出先で急にガタガタし始めた場合は、まず安全な場所に止まりましょう。
次の点を目で確認します。
・タイヤの一部が膨らんでいないか
・タイヤがリムから外れかけていないか
・ホイールが大きく左右に揺れていないか
・スポークが折れていないか
原因が分からない場合や、車輪の揺れが大きい場合は、無理に乗らず、自転車を押して移動してください。
近くの自転車店へ持ち込むか、家族に迎えを頼むなど、安全を優先しましょう。
自転車に乗る機会が多い場合は、出先での故障に対応するロードサービス付き保険を確認しておく方法もあります。
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修理にあると便利な道具
タイヤレバー
タイヤをリムから外すときに使います。チューブを傷つけないよう、先端が滑らかな自転車用のものを選びます。
空気入れ
修理後に少しずつ空気を入れ、タイヤをなじませるときに使います。空気圧を確認できるゲージ付きだと便利です。
電動タイプは空気を入れやすく、空気圧を確認できる製品もあります。
パンク修理キット
チューブに小さな穴が見つかった場合に備えて、パンク修理キットを用意しておくと安心です。
まとめ
自転車がパンクしていないのに、タイヤが1回転するたびにガタガタする場合は、タイヤや車輪の一部分に異常がある可能性があります。
今回、わが家の自転車では、タイヤの中でチューブがよれ、一部分だけ厚くなっていたことが原因でした。
同じ症状が出た場合は、次の点を確認してみてください。
・バルブが斜めになっていないか
・タイヤの一部分だけ硬くないか
・タイヤがリムに均等にはまっているか
・ホイールが上下や左右に揺れていないか
・スポークやハブに異常がないか
空気を入れても直らない場合や、原因が分からない場合は、無理に乗らず自転車店で点検してもらいましょう。
自転車の小さな違和感でも、早めに確認することで、大きな故障や走行中のトラブルを防ぎやすくなります。
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