Thunderbirdでメールを送信したのに、送信済みトレイに保存されない……。
送信済みメールがトレイに入らない、保存できないという症状で困っていませんか?
このトラブルは、送信先ではなく、Thunderbird側の「保存先フォルダー設定」が原因になっていることがあります。
この記事では、送信済みメールが保存されない時に確認したい設定項目と、送信済みトレイに入らない場合の対処法をわかりやすくまとめます。
※「PCを買い替えたばかり」「再設定した直後」という方へ
保存先の設定ではなく「プロファイルの移行不備」が原因かもしれません。
▶︎ Thunderbirdのメールを新しいパソコンに移す方法|設定・アドレス帳もまとめて引っ越し【2026】
Thunderbirdで送信済みメールが保存されない主な原因
なぜ、メールは送れるのに送信済みトレイにだけ保存されないのでしょうか?
結論から言うと、新しくアカウントを作ったことで、Thunderbirdが「送信済みメールをどこの箱に入れればいいか」を見失ってしまったからです。
特にIMAPからPOPへアカウントを切り替えた直後は、この「紐付け」が切れてしまい、保存先が未設定の状態(迷子)になりやすいのです。
なお、IMAPとPOPではメールの保存の仕組み自体が異なります。
IMAPはサーバーと同期する仕組み、POPはローカル(自分のパソコン)に保存する仕組みです。
POPとIMAPの違いがよく分からない場合は、設定を変更する前に一度確認しておくと安心です。
▶︎ POPとIMAPの違いとは?どちらを選ぶべきか初心者向けに解説
【解決法】送信済みトレイを正しく再指定する3ステップ(Windows / Mac共通)
解決策は、Thunderbirdに「保存場所を改めて教えてあげる」こと。 現時点の最新バージョンでも共通の手順は以下の通りです。
アカウント設定を開く
メニューバーの『ツール』(Macの場合は、画面上部の『設定』または『ツール』)から『アカウント設定』をクリックして開きます。
※Thunderbird 115以降では、画面右上の三本線メニューから「設定」→「アカウント設定」を開く構成になっている場合もあります。ご自身の表示環境に合わせて確認してください。
「送信控えと特別なフォルダー」を選択
左側のメニュー一覧から、該当するメールアドレスの下にある「送信控えと特別なフォルダー」を選択します。
保存先を「手動」で指定し直す
右側の画面にある「メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する」という項目に注目してください。
- まず、チェックボックスがオンになっているか確認します。
- その下にある「その他のフォルダーを指定する」にチェックを入れます。
- 右側のプルダウンメニューから、自分のアカウント内にある「送信済みトレイ」を直接指定し直します。
これで設定は完了です。次回の送信からは、正しくフォルダーに保存されるようになります。
あわせて確認したいトラブル
設定を変更してもメールが送信できない・エラーになる場合は、送信済みトレイの設定ではなく「サーバーの容量不足」が原因かもしれません。
▶︎ 「over quota」とは?メールエラーの意味・原因と対処法|Thunderbirdの例
Thunderbirdで送信済みメールが保存されない場合の追加確認ポイント(IMAP利用者向け)
ここまで設定を確認しても送信済みメールが見つからない場合は、まず、
「送信済みメール自体が保存されていない」のか、
「保存されているけれどThunderbird上で表示されていない」のか
を切り分けてみましょう。
IMAPでは、送信済みメールがサーバー側のフォルダーへ保存されていても、Thunderbirdではそのフォルダーが表示されていない場合があります。
まず、契約しているメールサービスのWebメールへログインし、送信したメールが残っているか確認してください。
Webメール側に送信済みメールがある場合は、保存自体はできています。この場合は、Thunderbird側のフォルダー表示や同期設定を確認します。
送信済みフォルダーの名前は、メールサービスによって異なる場合があります。
たとえば、
- Sent
- Sent Mail
- Sent Items
- 送信済み
- 送信済みメール
などです。
Thunderbird上に複数の送信済みフォルダーがある場合は、別のフォルダーに保存されていないかも確認してください。
また、IMAPでは、フォルダーが「購読」されていないとThunderbird上に表示されないことがあります。
対象アカウントを右クリックして「購読」を開き、必要に応じてフォルダー一覧を更新します。そのうえで、SentやSent Mailなどの送信済みフォルダーにチェックが入っているか確認してください。
Webメールには送信済みメールがあるのにThunderbirdでは見えない場合は、メールが消えたのではなく、表示・同期・購読設定の問題である可能性があります。
一方、Webメール側にも送信済みメールがない場合は、Thunderbirdの「送信控えと特別なフォルダー」で、送信済みメールの保存先をもう一度確認してください。
※POPで利用している場合は、IMAPのようなフォルダーの「購読」は使いません。受信方式が分からない場合は、アカウントのサーバー設定でIMAPかPOPか確認してください。
Thunderbird利用者によくあるトラブル
Thunderbirdでは送信済みメールの保存以外にも、次のようなトラブルも発生します。
容量不足で受信できない
▶︎ 「over quota」とは?メールエラーの意味・原因と対処法|Thunderbirdの例
プロファイル移行後にメールが消えたように見える
▶︎ Thunderbirdのメールを新しいパソコンに移す方法|設定・アドレス帳もまとめて引っ越し【2026】
複数アカウント管理がわかりにくい
▶︎ Gmailを使い分ける方法は3つ|アカウント作成・切り替え・エイリアスの違い【2026】
IMAPとPOPの違いで同期トラブルが起きる
▶︎ POPとIMAPの違いとは?どちらを選ぶべきか初心者向けに解説
Thunderbirdを使っていて、
- 起動が遅い
- メール検索に時間がかかる
- 大量のメールを扱うとすぐに画面が固まる
といった症状がある場合は、メールソフトの設定ではなく、パソコン全体の保存容量(ストレージ)や本体の性能(寿命)が限界を迎えているサインかもしれません。
大切なビジネスメールや思い出の写真がある日突然消えてしまう前に、ご自身の状況に合わせて次の2つの安心対策を検討してみるのがおすすめです。
対策1:外付けSSDで容量を増やす(予算を抑えて解決したい方) メールデータや写真でいっぱいになったストレージを手軽に整理するなら、手のひらサイズのポータブルSSDにデータを移すのが一番簡単です。
▶︎ 外付けSSDはどれがいい?初心者向け4社比較と失敗しない選び方【2026】
対策2:パソコン自体を新調する(5年以上同じPCを使っている方)
「全体的に動きがモッサリする…」という場合は、頭脳であるCPUの性能不足です。最近は、新品同様にサクサク動く「保証付きの良質な中古パソコン」が3万〜5万円ほどで手に入るようになり、大人の趣味や仕事用として非常に人気が高まっています。
▶︎ 【2026】中古PCおすすめランキング|初心者向けにWin11対応モデルを厳選
まとめ|送信済みメールが保存されない時は設定確認を
Thunderbirdで送信済みメールが保存されないトラブルの多くは、アカウント設定から「保存先の箱(フォルダー)」を正しく指定し直すだけで解決します。
特に仕事や大切な連絡でメールを使っている場合、送信履歴が残らない状態は大きなリスクになりますよね。再インストールなどの大変な作業を始める前に、まずは今回ご紹介した「送信控え」の設定をパッと確認してみることをおすすめします。
メール環境が元通りになり、あなたが安心してパソコンを使えるようになることを応援しています!
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