Thunderbirdでメールを送信したのに、送信済みトレイに保存されない…。
そんな症状で困っていませんか?
このトラブルは、保存先フォルダー設定が原因になっていることがあります。
この記事では、確認したい設定項目と対処法をわかりやすく解説します。
Thunderbirdで送信済みメールが保存されない主な原因
なぜ、メールは送れるのに送信済みトレイにだけ保存されないのでしょうか?
結論から言うと、新しくアカウントを作ったことで、Thunderbirdが「送信済みメールをどこの箱に入れればいいか」を見失ってしまったからです。
特にIMAPからPOPへアカウントを切り替えた直後は、この「紐付け」が切れてしまい、保存先が未設定の状態(迷子)になりやすいのです。
なお、IMAPとPOPではメールの保存の仕組み自体が異なります。
IMAPはサーバーと同期する仕組み、POPはローカル(自分のパソコン)に保存する仕組みです。
IMAPとPOPの違いがあいまいなまま設定を変更すると、同じトラブルを繰り返すことがあります。
▶ POPとIMAPの違いをやさしく整理した解説はこちらパソコン買い替え時のデータ移行や、Thunderbirdの再設定後にも同じ症状が起きることがあります。Thunderbirdを別のPCへ移行した直後の方は、こちらも参考にしてください。
▶ Thunderbirdプロファイル移行完全ガイド
【解決法】送信済みトレイを正しく再指定する3ステップ(Windows / Mac共通)
解決策は、Thunderbirdに「保存場所を改めて教えてあげる」こと。 現時点の最新バージョンでも共通の手順は以下の通りです。
アカウント設定を開く
メニューバーの『ツール』(Macの場合は、画面上部の『設定』または『ツール』)から『アカウント設定』をクリックして開きます。
※Thunderbird 115以降では、画面右上の三本線メニューから「設定」→「アカウント設定」を開く構成になっている場合もあります。ご自身の表示環境に合わせて確認してください。
「送信控えと特別なフォルダー」を選択
左側のメニュー一覧から、該当するメールアドレスの下にある「送信控えと特別なフォルダー」を選択します。
保存先を「手動」で指定し直す
右側の画面にある「メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する」という項目に注目してください。
- まず、チェックボックスがオンになっているか確認します。
- その下にある「その他のフォルダーを指定する」にチェックを入れます。
- 右側のプルダウンメニューから、自分のアカウント内にある「送信済みトレイ」を直接指定し直します。
これで設定は完了です。次回の送信からは、正しくフォルダーに保存されるようになります。
Thunderbirdで送信済みメールが保存されない場合の追加確認ポイント(IMAP利用者向け)
もしここまで設定しても保存されない場合は、次の点も確認してみてください。
・「メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する」にチェックが入っているか
・IMAPアカウントの場合、サーバー側の「Sent」フォルダーに保存されていないか
・「送信済み」フォルダー自体が非表示になっていないか
IMAPの場合は、Webメール(例:Gmail)側の「Sent」フォルダーに保存されていることもあります。
また、フォルダーを右クリックして「最適化」を実行すると改善するケースもあります。
Thunderbird利用者によくあるトラブル
Thunderbirdでは送信済みメールの保存以外にも、次のようなトラブルも発生します。
- 容量不足で受信できない
▶ メールが届かない原因|英語エラー「over quota」の正体と解決手順(Thunderbirdの例) - プロファイル移行後にメールが消えたように見える
▶ Thunderbird(サンダーバード)のメールを新しいパソコンに移す方法【初心者向け・簡単コピー】 - 複数アカウント管理がわかりにくい
▶ Gmail 複数アカウントの作り方と使い分け術【スマホ・PC対応完全ガイド】 - IMAPとPOPの違いで同期トラブルが起きる
▶ 「自分専用ポスト」か「コインロッカー」か?POPとIMAPの違いをわかりやすく自分なりに整理してみた
まとめ|送信済みメールが保存されない時は設定確認を
Thunderbirdで送信済みメールが保存されない場合は、保存先フォルダー設定を見直すことで解決するケースが多いです。
設定を見直すだけで、これまで通り安心してメールを送れるようになるケースもあります。
IMAPからPOPへ切り替える際は、受信設定だけでなく送信済みフォルダー設定も確認しておくと安心です。
特にPOPアカウントはローカル保存が前提のため、保存先の設定が正しくないと送信履歴が残りません。
再インストールや再設定をする前に、まずはこの「送信控え」の設定を確認してみることをおすすめします。
特に仕事でメールを使っている場合、送信履歴が残らない状態は大きなリスクになります。
メール環境を安定させるためには、
・IMAPとPOPの違いを理解する
・定期的にバックアップを取る
・不要メールを整理する
この3つが基本です。
業務利用の場合は、バックアップと容量管理を習慣化しておくとより安心です。
Gmailを併用している場合は、サーバー側の容量管理も忘れずに行いましょう。
▶ GmailをThunderbirdで一括削除する具体的な手順はこちら
IMAPとPOPの違いを理解しておくことで、今回のようなトラブルは未然に防ぐことができます。
仕組みから整理したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶POPとIMAPの違いをやさしく整理した解説はこちら
同じトラブルで困っている方の参考になればうれしいです。
PC作業で起こりやすい入力・操作トラブルについても、別の記事にまとめています。
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