
いま振り返ると、あれが最終回でした。
でも、当時の私は、そんなことを意識していたわけではありません。
夕方の再放送を、いつものように見ていただけ。
気がつけば、それが最後だった――そんな感覚です。
1977年から1980年まで放送されたルパン三世 PART2(いわゆる赤ジャケット版)。
小学生だった私は、毎日のように夕方の放送を追いかけていました。
その中でも、特に印象に残ったのが、最終回 第155話「さらば愛しきルパンよ」。
この回を、今回は思い出を中心に、少しだけ小ネタとともに振り返ってみたいと思います。
偽物たちが教えてくれた、本物の「ルパンの絆」
最終回では、いつものメンバーが集結し、まさに“チームプレー”の集大成が描かれます。
笑いあり、ハラハラあり、そしてちょっと切ない結末。
大人になってから見返すと、子ども心には気づかなかった深みがあります。
赤ジャケットになったPART2は、軽やかで痛快なアクションが魅力でしたが、最終回ではその魅力が凝縮され、同時に終わりの寂しさも漂います。
ルパン、次元、五ェ門、不二子――キャラクターたちの“呼吸の揃い方”は、まるで音楽のよう。
そこに現れる、ロボット兵のような姿をしたラムダと、少女・小山田真希。彼らの純粋さが、ルパンたちの泥臭い格好良さをより引き立てていました。
ちなみに、この小山田真希の声を担当しているのは島本須美さん。のちに映画『カリオストロの城』のクラリスや、『風の谷のナウシカ』のナウシカを演じることになるお方です。彼女の凛と透き通った声が、真希の芯の強さと純粋さをさらに際立たせていましたよね。
この回を見たときの感覚は、いまも鮮やかに心に残っています。
あの「終わりの寂しさ」と「格好良さ」を、もう一度高画質で体験する
▶ 第155話「さらば愛しきルパンよ」を見る
名前を変えてまで描き切った、赤ジャケットの「終着点」
PART2全155話の中でも、この最終回は特別な存在です。
のちに宮崎駿が「照樹務」名義で関わったことで知られ、映像の密度や演出の丁寧さが、他の回と少し異なります。
クレジットに流れるのは「照樹務(てるきつとむ)」という見慣れない名前。しかし、画面が動き出した瞬間、誰もが「これは、あの人の魔法だ」と確信したはずです。
また、夕方の再放送で見ていた当時は、気づかなかったけれど、家族や友人と同じ時間を共有しながら見ることで、ルパンの世界がより身近に感じられたのかもしれません。
あの夕暮れの街を、もう一度ルパンと走り抜ける
幼いころには気づかなかった深みを、大人になった今だからこそ味わえるのが、赤ジャケットPART2の魅力です。
あの最後のシーンを、再び再生ボタンで追体験してみませんか?
※「ルパン三世 PART2」は現在、動画配信サービスでも視聴できます。
気になった方は、いまの環境でゆっくり見返してみるのもおすすめです。
「さらば愛しきルパンよ」はもちろん、PART2全話をイッキ見する
▶ 「ルパン三世 PART2」を見る
島本須美さん演じるクラリスに会いたくなった方はこちら!
▶ 映画「ルパン三世 カリオストロの城」を見る
あの夕暮れの余韻に、もう一度浸ってみませんか。今夜はルパンたちと一緒に、ぜいたくな時間を過ごしましょう。
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→ やっぱり面白い!ルパン三世 PART2「華麗なるチームプレー作戦」






