中古パソコンを買ったあと、SSDの状態がちょっと気になって「CrystalDiskInfo」を開いてみた。
すると、
「使用時間 5,000時間」
「使用時間 10,000時間」
といった数字が表示されて、
「これって多いの?」
「もう寿命が近いということ?」
と気になることがあります。
私も「使用時間」と数字で表示されると、少ない方が安心で、多ければ寿命が近いように感じてしまいます。
でも、SSDは使用時間だけで寿命を判断できるものではありません。
だからといって、最初から細かなS.M.A.R.T.情報をすべて調べる必要もありません。
まず最低限どこを確認すればいいのか。
それでも気になるときは、次に何を見ればいいのか。
この記事では、その順番で整理します。
- CrystalDiskInfoとは?SSDの状態を確認できる無料ソフト
- 結論|使用時間だけを見て心配しすぎなくていい
- CrystalDiskInfoを開いたら、まずこの3つを確認
- 使用時間は「何時間なら大丈夫?」とは決めにくい
- 健康状態が「正常」なら、ひとまず安心していい?
- さらに気になる人は総書き込み量も確認する
- 型番が分かればTBWを確認できることもある
- 温度も「気になったときに見る」くらいでいい
- 中古PCを買ったら、一度確認しておくと安心
- 「注意」「異常」が出ていたらどうする?
- SSDメーカーが分からなくても、まずは状態を見る
- SSD容量が足りるかどうかは別に考える
- まとめ|気になったら、まず3つ確認すればいい
CrystalDiskInfoとは?SSDの状態を確認できる無料ソフト
CrystalDiskInfoは、パソコンに入っているSSDやHDDの状態を確認できる無料ソフトです。
SSDの
- 健康状態
- 使用時間
- 電源投入回数
- 温度
- 総書き込み量
- 型番
などを確認できます。
Windowsの標準画面だけでは分かりにくい情報も見られるため、中古PCを買ったあとに「SSDがどのくらい使われてきたのか」を確認したいときに役立ちます。
ただし、CrystalDiskInfoを使えばSSDの寿命が正確に分かるわけではありません。
この記事では、細かな項目を全部見るのではなく、まずどこを確認すればよいのかに絞って見ていきます。
結論|使用時間だけを見て心配しすぎなくていい
最初に結論から言うと、
「○時間以下なら安心」「○時間を超えたら寿命」という一律の基準はありません。
中古PCのSSDが数千時間使われていても、その数字だけで「そろそろ壊れる」と判断することはできません。
CrystalDiskInfoを開いたら、ひとまず次の3点を確認してみましょう。
- 健康状態に「注意」「異常」が出ていないか
- 使用時間がどのくらいか
- 実際に使っていて気になる症状がないか
健康状態に明確な警告がなく、Windowsも普通に動いているなら、使用時間の数字だけで必要以上に心配する必要はないでしょう。
もちろん、SSDが今後絶対に壊れないという意味ではありません。
「ちょっと気になるから確認してみる」。
まずはそのくらいの感覚で大丈夫です。
CrystalDiskInfoを開いたら、まずこの3つを確認
CrystalDiskInfoには、かなり多くの項目が表示されます。
初めて見ると、
「これを全部確認するの?」
と思ってしまうかもしれません。
ですが、最初から細かな数値を一つずつ調べる必要はありません。
まずは次の3つから見てみましょう。
1.健康状態
最初に見るのは「健康状態」です。
CrystalDiskInfoでは、SSDの状態が「正常」「注意」「異常」「不明」などで表示されます。
まず、
「注意」や「異常」が出ていないか
を確認します。
「正常」と表示されていれば、少なくともCrystalDiskInfo上で明確な警告が出ていないことは確認できます。
ただし、
「正常=この先も絶対に壊れない」
という意味ではありません。
SSDは「正常」と表示されていても、予兆なく故障する可能性があります。
それでも、中古PCを買ったあとに最初に確認する項目としては、ここからで十分です。
2.使用時間
次に「使用時間」を確認します。
ここには、
「3,000時間」
「8,000時間」
「15,000時間」
など、SSDに電源が入っていた累積時間の目安が表示されます。
数字が大きいと気になりますが、使用時間だけでSSDの消耗度を判断することはできません。
長時間電源が入っていても、それほどデータを書き込まれていないSSDもあります。
反対に、使用時間が短くても、大量のデータを繰り返し書き込まれている可能性もあります。
ですから、
「8,000時間だから多すぎる」
「3,000時間だから安心」
と単純には決められません。
まずは、
「これくらい使われてきたSSDなんだな」
と確認する程度でよいでしょう。
3.実際の動作に気になるところがないか
CrystalDiskInfoの数字と同じくらい、実際に使ったときの状態も大切です。
たとえば、
- Windowsの起動が極端に遅い
- 頻繁にフリーズする
- ファイルの読み書きでエラーが出る
- SSDが認識されないことがある
などの症状がないか確認します。
健康状態が「正常」で、普段使っていて特に問題もない。
その状態なら、使用時間が長いという理由だけですぐSSD交換を考える必要はありません。
使用時間は「何時間なら大丈夫?」とは決めにくい
ここが一番知りたいところだと思います。
中古PCの商品説明やCrystalDiskInfoを見て、
「SSD使用時間 10,000時間」
などと分かると、
「1万時間って使いすぎなのでは?」
と思うかもしれません。
ただ、SSDは製品によって耐久性が違い、使われ方も違います。
そのため、
- 5,000時間以下なら安心
- 10,000時間を超えたら交換
といった共通の基準を作ることはできません。
使用時間はあくまで、SSDがどれくらいの期間使われてきたかを見るための参考情報です。
健康状態に警告がなく、実際の動作にも問題がなければ、
「使用時間は少し長いけれど、現状は普通に使えている」
という見方でもよいでしょう。
健康状態が「正常」なら、ひとまず安心していい?
「正常」と表示されていれば、やはり少し安心します。
その受け止め方自体は間違っていません。
少なくとも、CrystalDiskInfoが取得した情報から明確な警告が出ていないことは確認できます。
ただし、
「正常だからあと何年も大丈夫」
とまでは分かりません。
CrystalDiskInfoは、SSDがいつ壊れるかを正確に予測するソフトではないからです。
ですから、
健康状態は「正常」
使用時間は確認した
実際の動作にも特に問題なし
ここまで確認できたら、まずは大きく心配しすぎなくてもよいでしょう。
そのうえで、大切な写真や文書などはSSDだけに置かず、別の場所にも保存しておく。
この方が、使用時間の数字を気にし続けるより現実的です。
さらに気になる人は総書き込み量も確認する
ここからは、
「もう少し詳しくSSDの状態を見たい」
という人向けです。
CrystalDiskInfoでは、SSDによって「総書き込み量(ホスト)」などが表示されることがあります。
SSDは、データを書き換えることで少しずつ消耗します。
そのため、使用時間だけでなく、
どのくらいのデータが書き込まれてきたのか
も参考になります。
ただし、ここにも全SSD共通の、
「○TB書いたら危険」
という基準はありません。
SSDによって耐久性が違うためです。
型番が分かればTBWを確認できることもある
CrystalDiskInfoの画面には、SSDのモデル名や型番も表示されます。
型番が分かれば、メーカーの公式ページで仕様を調べられる場合があります。
そこで「TBW」という数字が見つかることがあります。
TBWは「Total Bytes Written」の略で、そのSSDの書き込み耐久性を示す目安の一つです。
たとえば同じメーカーでも、
- SSDの容量
- 製品シリーズ
によってTBWが違うことがあります。
ですから、総書き込み量が気になる場合は、
CrystalDiskInfoの総書き込み量だけを見るのではなく、そのSSDの仕様と合わせて確認する
という使い方になります。
とはいえ、普段使っていて特に問題がなく、健康状態も「正常」なら、最初からここまで調べなくてもかまいません。
気になったときに一歩詳しく見る項目くらいに考えておけば十分です。
温度も「気になったときに見る」くらいでいい
CrystalDiskInfoではSSDの温度も確認できます。
ただ、温度についても、
「○度なら絶対安全」
と一つの数字だけで判断するのは避けた方がよいでしょう。
SSDごとに仕様が違うからです。
普段特に問題なく使えているなら、まずは温度に警告が出ていないかを見る程度でも構いません。
異常に高い状態が続いているようなら、SSDの型番からメーカー仕様を確認したり、PCの排熱状態を確認したりします。
中古PCを買ったら、一度確認しておくと安心
中古PCが届いたら、CrystalDiskInfoを一度開いておくのはよいと思います。
ただし、
細かく診断することが目的ではありません。
まず、
- 健康状態
- 使用時間
- 実際の動作
を確認します。
ここに気になるところがなければ、ひとまず普通に使い始める。
それでも気になる場合に、
- 総書き込み量
- 温度
- SSDの型番
- メーカー公称のTBW
- S.M.A.R.T.の詳細
まで見ていく。
この順番なら、必要以上に数字に振り回されにくくなります。
「注意」「異常」が出ていたらどうする?
CrystalDiskInfoで、
「注意」
「異常」
などが表示された場合は、少し話が変わります。
まず、大切なデータが入っているなら別の場所へ保存しておきましょう。
中古PCを購入した直後なら、販売店の保証・返品条件も確認します。
また、健康状態が「正常」でも、
- 頻繁にフリーズする
- 読み書きエラーが出る
- SSDが認識されない
- 極端に動作が遅い
といった症状があるなら、販売店へ相談するのも一つの方法です。
こうした症状はSSD以外が原因の場合もあるため、自分で「SSD故障」と決めつけない方がよいでしょう。
SSDメーカーが分からなくても、まずは状態を見る
CrystalDiskInfoに型番が表示されても、
「聞いたことのないメーカーだな」
と思うこともあります。
中古PCの商品ページに、最初からSSDメーカーが書かれていないケースもあります。
ただ、メーカー名だけでSSDの状態を決めることはできません。
有名メーカーだから絶対安心とも言えませんし、知らないメーカーだからすぐ不具合が出るとも決めつけられません。
まず健康状態や実際の動作を確認し、何か気になることがあれば詳しく調べる。
そのくらいのスタンスでよいと思います。
SSDメーカー不明やノーブランドSSDについてはこちらで詳しく整理しています。
▶︎ 中古PCのSSDメーカーが不明でも大丈夫?ノーブランドSSDを買う前の確認ポイント【2026】
SSD容量が足りるかどうかは別に考える
SSDの状態が問題なくても、
「256GBで足りる?」
「512GBの方がいい?」
という問題は別です。
健康状態と必要な容量は分けて考えた方が分かりやすくなります。
▶︎ 中古パソコンはSSD256GBで足りる?512GBとの違いとおすすめ容量【2026】
まとめ|気になったら、まず3つ確認すればいい
中古PCのSSD使用時間を見て、
「こんなに使われているけれど大丈夫?」
と気になることがあります。
ただ、
「○時間なら安心」「○時間を超えたら寿命」という一律の基準はありません。
まず確認するのは、
- 健康状態に「注意」「異常」が出ていないか
- 使用時間がどのくらいか
- 実際の動作に気になる症状がないか
まずはこの3つを確認すればよいでしょう。
健康状態に警告がなく、普通に使えているなら、使用時間の数字だけで神経質になりすぎなくてもよいでしょう。
それでも気になったら、
- 総書き込み量
- 型番
- TBW
- 温度
- S.M.A.R.T.情報
と、一つずつ詳しく見ていけばよいと思います。
CrystalDiskInfoは、
「このSSDはあと何年使える」と答えを出すためのものではなく、気になったときに状態を確認するための材料の一つ
くらいに考えると分かりやすいです。
そして、SSDの状態にかかわらず、大切なデータは一つの場所だけに置かないようにしておきましょう。
これから中古PCを選ぶ場合は、SSDだけでなくCPU、メモリ、保証などPC全体の条件も確認しておくと安心です。
▶︎ 中古PCのおすすめスペックは?Core i5第何世代・メモリ何GBを選ぶべきか【2026】
具体的な中古PCを比較したい方はこちらです。
▶︎ 【2026】中古PCおすすめランキング|初心者向けにWin11対応モデルを厳選
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