「プリンターは毎日使った方が長持ちするの?」
「年賀状の時期しか使わないけど、大丈夫なのかな?」
家庭用プリンターを持っていても、毎日のように印刷する人は少ないかもしれません。
私自身も、必要なときにだけプリンターを使うことが多く、しばらく電源を入れない時期があります。
しかし、久しぶりに使おうとしたときに、
- インクが出ない
- 印刷がかすれる
- 一部の色だけ出ない
- 白紙のまま紙が出てくる
といった症状が起こることがあります。
インクジェットプリンターは、たくさん使うことで部品が消耗する一方、長期間まったく使わない場合にも、ノズルの目詰まりなどが起こることがあります。
この記事では、プリンターは毎日使った方がよいのか、しばらく使わないとどうなるのか、長く使うために何を意識すればよいのかを、メーカーの公式情報を確認しながら初心者向けに整理します。
※この記事では、主に家庭用のインクジェットプリンターを想定しています。機種によって推奨される使い方やメンテナンス方法は異なるため、使用機種のマニュアルもあわせて確認してください。
結論|毎日印刷する必要はないが、長期間使わない状態は避けたい
プリンターを長持ちさせるために、毎日印刷する必要はありません。
ただし、インクジェットプリンターを長期間使わないと、プリントヘッドのノズル内でインクが乾燥し、目詰まりが起きることがあります。
キヤノンは、長期間使用しないと目詰まりが起こる場合があるとして、月に1回程度の印刷を勧めています。エプソンも、長い間使わないとノズルが乾燥して目詰まりすることがあるため、定期的な使用や正しい方法での電源オフを案内しています。
そのため、
毎日使わなければ壊れる
と考える必要はありませんが、
数か月間、一度も使わずに放置する
という状態は避けた方が安心です。
家庭であまり印刷しない場合は、月に一度を目安に、ノズルチェックやカラーを含む簡単な印刷をしておくと、状態を確認しやすくなります。
プリンターを使わないと調子が悪くなる理由
インクジェットプリンターは、プリントヘッドにある非常に細いノズルから液体のインクを吹き出して印刷します。
長期間使わないと、ノズル周辺のインクが乾燥したり、インクの粘度が高くなったりして、目詰まりが起こることがあります。
目詰まりすると、
- 文字や写真がかすれる
- 横線や白い筋が入る
- 一部の色が出ない
- 印刷しても白紙になる
といった症状が出ることがあります。
エプソンは、長期間使用しないことでノズルが乾燥し、目詰まりが発生する場合があると案内しています。ブラザーも、ヘッドクリーニングを長期間行わないとノズル内のインク粘度が高くなり、目詰まりによってインクが出なくなる場合があると説明しています。
メーカーはどのくらいの頻度を勧めている?
プリンターを使う頻度について、すべてのメーカーや機種に共通する「週に何回」という決まりがあるわけではありません。
キヤノンは、プリンターのかすれを防ぐ対策として、月に1度は印刷することを案内しています。
一方、エプソンは具体的な回数を一律に示すのではなく、長期間使用しないと目詰まりが起こる場合があるため、定期的に使うことや、正しく電源を切ることを勧めています。
このため、家庭用プリンターでは、
- 毎日無理に印刷する必要はない
- 数か月間まったく使わない状態は避ける
- 月に一度程度は印刷状態を確認する
くらいに考えると分かりやすいでしょう。
ただし、使用機種のマニュアルに具体的な案内がある場合は、その内容を優先してください。
毎日印刷すれば長持ちするとは限らない
使わなさすぎると目詰まりの原因になる一方で、毎日大量に印刷すれば必ず長持ちするというわけでもありません。
印刷を繰り返すと、
- 給紙ローラー
- 紙送り部分
- プリントヘッド
- 廃インクを吸収する部品
などは少しずつ使われます。
仕事で毎日数十枚、数百枚と印刷するプリンターと、家庭で月に数枚しか印刷しないプリンターでは、同じ使用年数でも本体への負担は異なります。
そのため、寿命を考えるときは「何年使ったか」だけでなく、
- おおよその印刷枚数
- 印刷する頻度
- 紙詰まりや異音の有無
- 印刷品質
- エラーの増え方
もあわせて確認することが大切です。
久しぶりに使うときに確認したいこと
数か月ぶりにプリンターを使う場合は、いきなり大量の資料や年賀状を印刷せず、まず1枚テストしてみると安心です。
確認したいのは、次のような点です。
- インクがかすれていないか
- 一部の色が抜けていないか
- 白い筋が入っていないか
- 紙が正常に送られているか
- エラーメッセージが出ていないか
印刷結果に問題がある場合は、機種に用意されているノズルチェックを実行します。
エプソンでは、ノズルチェックによって目詰まりの有無を確認し、パターンが途切れている場合にはヘッドクリーニングを行う手順を案内しています。
ただし、ヘッドクリーニングはインクを消費します。何度も続けて実行するのではなく、使用機種のマニュアルに記載された回数や待ち時間を確認してください。
プリンターを長く使うためにできること
プリンターを毎日使う必要はありませんが、普段から次の点を意識すると、トラブルに気づきやすくなります。
長期間使わずに放置しない
月に一度程度を目安に、文字とカラーの両方が含まれたページを印刷してみます。
印刷するものは、写真や資料でなくても構いません。
ノズルチェックパターンや、簡単なカラーテストでも状態を確認できます。
ホコリが多い場所を避ける
ホコリは給紙や印刷品質に影響することがあります。
使わないときは、用紙トレイやカバーを閉じておくと、内部へホコリが入りにくくなります。
用紙を入れたまま長期間放置しない
湿気を吸った紙や反った紙は、紙詰まりや重送の原因になることがあります。
長期間使わない場合は、用紙を袋に戻して保管する方法もあります。
異常が出たら何度も印刷を繰り返さない
異音、紙詰まり、エラー表示などが出た場合は、まず画面のメッセージを確認します。
「とりあえず何度も印刷する」のではなく、原因を確認してから操作した方が安心です。
インクは対応型番を確認する
インク交換をする場合は、プリンター本体の型番と、使用できるインク型番を確認します。
間違った型番や対応していないインクを購入しないよう、メーカー公式サイトや本体の表示も確認してください。
電源はコンセントから抜いてもよい?
プリンターを使い終わったら、まず本体の電源ボタンで電源を切ります。
キヤノンは、電源ボタンを押して電源ランプが消えたことを確認してから、テーブルタップを切ったり電源プラグを抜いたりするよう案内しています。
電源が入った状態でいきなりコンセントを抜くと、プリントヘッドが正しい位置へ戻らず、乾燥や目詰まりにつながる可能性があります。
また、ブラザーの一部機種では、電源ボタンで電源を切った状態でも、電源プラグが差さっていれば定期的に自動クリーニングを行います。電源プラグを抜くと自動クリーニングが動作せず、頻繁な抜き差しによって必要以上のクリーニングが実行され、インク消費や廃インクを吸収する部品への負担が増える場合があると案内されています。
電源プラグを抜くかどうかは、メーカーや機種によって扱いが異なります。
基本は、
- 本体の電源ボタンで電源を切る
- 電源ランプが消えるまで待つ
- 長期間使わない場合はマニュアルを確認する
という順番が安心です。
モノクロしか印刷しない場合は?
黒い文字しか印刷していなくても、カラーインクが少しずつ減ることがあります。
ブラザーでは、印刷品質を維持するための自動ヘッドクリーニングに全色のインクを使うため、モノクロ印刷だけをしている場合や、印刷していない場合でもカラーインクが消費されると案内しています。
これは故障とは限りません。
また、カラーインクの状態も確認するため、ときどきカラーを含むノズルチェックやテスト印刷を行うと、特定の色だけ出なくなっていることに気づきやすくなります。
年賀状の時期しか使わない場合は?
年賀状の印刷にしかプリンターを使わない場合でも、すぐに故障するとは限りません。
ただし、前年の年賀状印刷から約1年間まったく使っていないと、本番直前に目詰まりやインク切れが分かることがあります。
年賀状を印刷する予定があるなら、秋ごろまでに一度テスト印刷をしておくと安心です。
そのときに、
- ノズルチェック
- インク残量
- 用紙送り
- パソコンやスマートフォンとの接続
- 使用する年賀状ソフト
を確認しておけば、年末に慌てにくくなります。
印刷できない場合は、使わなかったことだけが原因とは限らない
久しぶりに使って印刷できなかったとしても、必ずしもノズルの目詰まりが原因とは限りません。
ほかにも、
- インク切れ
- 印刷キューの詰まり
- プリンターがオフラインになっている
- Wi-Fi接続の問題
- 用紙や印刷設定の間違い
- 廃インク吸収パッドなどの警告
が考えられます。
印刷できないときは、画面に表示されているメッセージやエラー番号を確認し、原因を一つずつ切り分けることが大切です。
まとめ|毎日ではなく、長期間放置しないことが大切
インクジェットプリンターは、毎日印刷しなければならないわけではありません。
一方で、長期間まったく使わないと、インクの乾燥やノズルの目詰まりによって、
- かすれる
- 色が出ない
- 白紙になる
といった症状が起こることがあります。
キヤノンは月に1度の印刷を勧めており、エプソンやブラザーも、目詰まりを防ぐための定期使用や自動クリーニングについて案内しています。
初心者の方は、まず次の3点を意識するとよさそうです。
- 数か月間、まったく使わずに放置しない
- 月に一度程度、テスト印刷やノズルチェックをする
- 電源は本体の電源ボタンで正しく切る
毎日無理に印刷するよりも、必要なときに正常に使えるか、定期的に確認しておくことが大切です。
プリンターの状態や使い方は機種によって異なるため、気になる症状がある場合は、型番を確認してメーカーの公式マニュアルも調べてみてください。
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