「普通の印刷はできる。それでも買い替えた方がいいのだろうか?」
プリンターに一部の不具合が出ても、すべての機能が使えなくなるとは限りません。
私が仕事で使っていたプリンターも、通常の文書は問題なく印刷できていました。
しかし、写真の一覧(サムネイル)を印刷しようとすると、「フチなし印刷用廃インク吸収パッド」に関するメッセージが表示され、印刷できなくなってしまいました。
一度PDFとして保存してから印刷すれば回避できることも分かりました。
つまり、完全に壊れたわけではありません。
それでも最終的には、同じ機種へ買い替えることにしました。
この記事では、まだ印刷できるプリンターを買い替えるか迷った経緯と、最終的に買い替えを決めた理由を、実体験をもとに紹介します。
結論|壊れていなくても買い替えてよかった
結論から言うと、私は買い替えてよかったと感じています。
買い替え前のプリンターは、電源が入らなくなったわけでも、すべての印刷ができなくなったわけでもありません。
通常の文書は、これまでどおり印刷できました。
それでも買い替えたのは、仕事で使う共有プリンターとして、毎回回避方法を使い続けるのは現実的ではなかったからです。
プリンターは、完全に壊れたときだけが買い替えのタイミングではありません。
一部の機能が使えなくなり、日々の作業に小さなストレスが積み重なっている場合も、買い替えを検討する理由になると感じました。
約2年間で約1万6,000枚印刷
買い替え前に使っていたのは、エプソンのA4インクジェットプリンター「PX-S505」です。
仕事でLANケーブルをつなぎ、複数人が利用する共有プリンターとして使っていました。
文書印刷が中心ですが、家庭用として使う場合よりも印刷枚数は多かったと思います。
使用期間は約2年間。
プリンターで確認した印刷枚数は、約1万6,000枚でした。
購入時の本体価格は約1万円で、文書の印刷品質にも特に不満はありませんでした。
コンパクトで設置しやすく、互換インクも選べるため、私の使い方ではコストパフォーマンスの良いプリンターだと感じています。
普通の文書印刷はまだできた
買い替えを考えるきっかけになったのは、写真の一覧(サムネイル)を印刷しようとしたときでした。
「フチなし印刷用廃インク吸収パッド」に関するメッセージが表示され、印刷できなくなってしまったのです。
最初は、プリンターそのものが使えなくなったのかと思いました。
ところが、試しに普通の文書を印刷すると、問題なく印刷できます。
使えなくなったのは、フチなし印刷に関係する印刷だけでした。
「普通の印刷ができるなら、まだ買い替えなくてもよいのでは?」
そう考えたのが、迷い始めた理由です。
警告メッセージの意味や対処法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶ 「フチなし印刷用廃インク吸収パッドの吸収量が限界に近づいています」と表示された|意味と対処法
PDFに保存すれば回避できた
さらに試してみると、写真の一覧を直接印刷するのではなく、一度PDFとして保存し、そのPDFを開いて印刷すれば出力できることが分かりました。
私が行った手順は、次のとおりです。
- 写真の一覧を「PDFとして保存」する
- 保存したPDFを開く
- PDFからプリンターへ印刷する
この方法なら、買い替え前のプリンターでも印刷できます。
つまり、困っていたサムネイル印刷には、ひとまず対処できたことになります。
詳しい手順はこちらの記事にまとめています。
▶ フチなし印刷ができない!PDFに保存して印刷したら解決した話【2026】
自分だけなら使い続けていたかもしれない
PDFを経由すれば印刷できるため、自分だけが使うプリンターなら、そのまま使い続けていたかもしれません。
必要なときに、
- PDFとして保存する
- PDFを開く
- 印刷する
という手順を追加するだけだからです。
少し面倒ではありますが、プリンターを買い替える費用と比べれば、我慢できる範囲とも考えられます。
通常の文書印刷には問題がないため、「まだ使える」という判断も間違いではありませんでした。
共有プリンターだから買い替えを決断
それでも買い替えた最大の理由は、仕事で複数人が使う共有プリンターだったからです。
サムネイル印刷をするたびに、
一度PDFとして保存して、そのPDFを開いてから印刷してください
と、利用する人全員に説明する必要があります。
一度説明しても、しばらくすると手順を忘れてしまうこともあります。
そのたびに、
- なぜ印刷できないのか確認する
- PDFに保存する方法を説明する
- 代わりに印刷する
といった対応が必要になります。
自分にとっては小さな手間でも、共有する人が増えると、仕事全体の小さなストレスになります。
「印刷自体はできるから、まだ使える」
という事実と、
「共有プリンターとして問題なく運用できる」
ということは、同じではありませんでした。
また、今回は修理という選択肢も考えましたが、見送りました。
購入時の価格が約1万円と比較的手頃だったことに加え、仕事で毎日使う共有プリンターのため、修理に出している間プリンターが使えなくなると業務に支障が出てしまうと考えたからです。
そこで、新しい共有プリンターとして同じPX-S505を購入することにしました。
▶︎ プリンターは修理と買い替えどっち?費用・使用年数から考える判断の目安【2026】
買い替えたのは同じPX-S505
新しい共有プリンターとして購入したのも、同じエプソンのPX-S505です。
1台目も通常印刷には使えるため、完全に入れ替えて処分したのではなく、新しい2台目を追加購入する形になりました。
別の機種も選択肢にはありましたが、同じ機種を選んだ理由は次のとおりです。
- 購入時の本体価格が約1万円と手頃だった
- 文書印刷には十分な画質
- コンパクトで置きやすい
- LAN接続で共有できる
- 以前から使っていたインクを引き続き使えた
- 操作や設定に慣れていた
コピーやスキャンの機能はありません。
しかし、私の環境では印刷さえできれば十分だったため、複合機である必要はありませんでした。
必要な機能に絞られている分、価格も抑えられており、仕事用の文書プリンターとして満足しています。
実際に約2年間仕事で使ってみて、価格・印刷品質・使い勝手のバランスに満足していたことも、同じ機種を選んだ理由です。同じような用途で文書中心のプリンターを探している方は、参考にしてみてください。
古いプリンターも文書印刷用として現役
買い替えたからといって、1台目を処分したわけではありません。
通常の文書は問題なく印刷できるため、現在も私専用のプリンターとして使っています。
新しい2台目は共有プリンターとして使用し、古い1台目は通常の文書印刷を中心に使う形です。
これなら、まだ使えるプリンターを無駄にせず、共有環境の不便も解消できます。
「買い替え=古いプリンターを捨てる」と考える必要はありません。
使える機能に合わせて役割を変える方法もあると気付きました。
「まだ使える」と「快適に使える」は違う
今回の経験で最も強く感じたのは、
「まだ使える」ことと「快適に使える」ことは違う
ということです。
PDFに保存すれば印刷できる。
普通の文書なら、これまでどおり印刷できる。
そのため、機械としてはまだ使えます。
しかし、仕事で使うたびに説明や回避作業が必要になれば、小さな手間が積み重なっていきます。
本体価格が高い機種なら、修理や回避方法を続ける判断もあったかもしれません。
今回は同じ機種を購入でき、残っていたインクも活用できました。
そのため、手間を抱え続けるより、買い替えて快適な状態に戻す方を選びました。
まとめ|小さなストレスも買い替えの判断材料
買い替え前のプリンターは、約2年間で約1万6,000枚を印刷していました。
フチなし印刷を利用する写真の一覧(サムネイル)の印刷はできなくなりましたが、通常の文書印刷は今でもできます。
PDFへ保存してから印刷する方法でも回避できました。
それでも買い替えたのは、仕事で複数人が使う共有プリンターとして、その手順を続けることにストレスを感じたからです。
プリンターを買い替えるか迷ったときは、
- まだ印刷できるか
- 修理できるか
- 回避方法があるか
- 回避方法を今後も無理なく続けられるか
- 買い替えることで、どのくらい手間が減るか
まで考えると、判断しやすくなります。
完全に壊れていなくても、毎日の小さなストレスを減らすために買い替えるという考え方もあります。
私の場合は、プリンターが完全に使えなくなったからではなく、共有して使ううえでの小さな手間を減らすために同じ機種を追加購入しました。古いプリンターも文書印刷用として残し、無駄なく不便を解消できました。
買い替えのタイミングに正解はありません。
大切なのは、「まだ使えるか」だけではなく、「今の使い方に合っているか」を考えることだと思います。
私と同じように「まだ使えるけれど、このままでいいのかな」と迷っている方の参考になれば幸いです。
この記事が、プリンターの買い替えで迷っている方の判断材料になればうれしいです。
修理と買い替えで迷っている方は、こちらの記事も参考にしてください。
また、プリンターの使用年数や買い替え時期については、こちらで詳しく解説しています。










