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読み終えた後、やさしさと力強さがつまった家族の絆を感じた、「15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ」。

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Mediamodifier / Pixabay

読み始めると、一気読みでした。。。

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15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ

【内容紹介】
発達障害、15歳のぼくがコーヒー屋さんをはじめました
10歳で発達障害のひとつ、アスペルガー症候群と診断。
中学校に通えなくなったのをきっかけに、あえて進学しない道を選んだ15歳の「生きる道探し」とは?
現在、15歳のコーヒー焙煎士として、メディアで注目されている岩野響さん、初の著書! ご両親のインタビューとともに、ベストセラー「発達障害に気づかない大人たち」著者、精神科医・星野仁彦先生の解説も掲載

気になったフレーズ

相手をかえることはできません。だけど、ぼくが相手の気持ちをわかっていれば、関係をかえることができると気づけるようになりました(父)

これは、息子と父の関係です。相手を変えるよりも相手を理解することで、関係性が変わる。
これって、いろいろな立場の人間関係でも同じことかなと思いました。
「相手は変えられない」とは、よく聞くフレーズですが、相手を理解することで関係性は変えることができる。つい忘れがちなことだな。。。

できることに目を向けたことで、私たち夫婦もラクになりました。できないことを、どうしてあげたらいいのだろうと悩んでいた頃はただつらいだけだったけど、響ができることについて考えるのは楽しいことです(母)

ついつい「できないこと」に目がいって、あれこれ言ってしまうこと多いなー、と反省。
それってやはり、子どもに対してはもちろん、他人に対してもついつい「できないこと」が目について。。。
ちょっと違うかもしれないけれど、もっと「できること」に目をむけること、とても大事なことだな。

根本にあるのは「1個できなかったら、1個できることを見つければ、0になる」という思いです(母)

これも、同じ。できないことがあっても、できることがあれば、0になる。つまりマイナスにならない。

徒然なるままに感想

本を読み終わって、まず思ったことは、ご両親の息子さんへの向き合い方。
子どもを通して、いろいろ大変なことが山程あったからかもしれないけれど、
「できないこと」ではなく、「できること」を見つけて応援するという姿勢。。。
これって、ちゃんと子どもに向き合っていなければなかなかできないと思う。

ましてや父親が、「そばにいたいから仕事を生み出す」というのは、
だれにでもできるということではないよね。

障害をひとつの個性としてとらえ、
だからできることを一つ一つ考えながら、トライしていく。
決して、障害だからというふうに捉えずに、保護していくというのではなく、
できることを伸ばし、生き抜く力をつけさせていく。。。

子育てって、根本的に「子どもが一人で生きていけるように育てる」ということに尽きると思う。
「一人で生きていける力」が付けさせることができれば。。。

自分は、ちゃんと子どもに向き合っているだろうか。。。
子どもの個性を認識して、認めているだろうか。。。

それとともに、

他の人に対しても、ちゃんと向き合っているだろうか。。。
できないことを批判するだけじゃなく、ちゃんとできることを見ようとしているだろうか。。。

と、いろいろ考えるきっかけにもなりました。

発達障害というと、なんとなく大変そうだとマイナスイメージが先行していましたが、
もちろん、大変なことは山程あったと思いますが、そのマイナスイメージを感じない。
それって、「マイナスは、プラスを見つけることで0になる」っていうことなんだな。。。

たくさんのやさしさ、そして力強い家族の絆を感じました。

子育て中の方はもちろん、
人間関係にちょっと疲れている人にも、おすすめかも知れません。

とっても、すてきな本でした。。。おすすめです♪