パソコンが遅くなってきたと感じたとき、
「メモリ不足なのか」
「CPUが古いのか」
「そろそろ買い替え時なのか」
判断できず困ることがあります。
私もパソコンのスペックを見るとき、以前は「Core i5なら大丈夫だろう」くらいに考えていました。しかし、同じCore i5でも、CPUの世代によって古さや性能の目安が変わります。
特に中古PCを検討している場合は、「i5・i7」という名前だけで決めず、CPUの型番全体を見ることが大切です。
この記事では、WindowsでCPUを確認する方法と、CPU名から世代を見分ける方法を初心者向けに解説します。
CPUを確認した結果、第7世代以前だったとしても、それだけで買い替えを決める必要はありません。まずはWindows 11への正式対応、メモリ容量、SSDの有無なども合わせて確認しましょう。
▶ Windows 11対応CPUは第何世代から?確認方法と買い替え判断【2026】
CPUとは?初心者向けに簡単解説
CPUは、よく「パソコンの頭脳」にたとえられる部品です。
たとえば、次のような処理に関わっています。
- インターネットの閲覧
- WordやExcelの操作
- 動画の再生
- アプリの起動や処理
CPUが古かったり、使い方に対して性能が足りなかったりすると、操作が遅く感じる原因になります。
ただし、パソコンの遅さはCPUだけで決まりません。メモリ不足、HDDの遅さ、スタートアップアプリの多さなど、ほかの原因もあります。
そのため、CPUの確認は「遅い原因を切り分けるための一つ」と考えると分かりやすいです。
WindowsでCPUを確認する方法
Windowsでは、特別なソフトを入れなくてもCPUを確認できます。
① 設定から確認する方法
初心者の方には、この方法がいちばん分かりやすいと思います。
- 「スタート」をクリックする
- 「設定」を開く
- 「システム」を選ぶ
- 「バージョン情報」を開く
- 「プロセッサ」の欄を確認する
「Intel(R) Core(TM) i5-8250U」などと表示されている部分がCPU名です。
あとで調べられるように、表示されたCPU名を型番の最後までメモしておきましょう。
② タスクマネージャーで確認する方法
キーボードで次の3つのキーを同時に押します。
Ctrl+Shift+Esc
タスクマネージャーが開いたら、「パフォーマンス」→「CPU」の順に選びます。
CPU名に加えて、現在の使用率や動作速度も確認できます。
CPU使用率が一時的に100%になるだけなら、すぐに故障とは判断できません。いつも高い状態が続く場合は、どのアプリがCPUを多く使っているか確認してみましょう。
③ システム情報で確認する方法
- Windowsキー+Rを押す
- 「ファイル名を指定して実行」に msinfo32 と入力する
- 「OK」を押す
「システム情報」が開き、「プロセッサ」の欄でCPU名を確認できます。
CPU名の見方|Core i5と世代を確認する
ここでは、中古PCでよく見かける従来のIntel Coreシリーズを例に説明します。
例として、次のCPUを見てみましょう。
Intel Core i5-8250U
おおまかには、次のように読み取れます。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| Core i5 | CPUのブランドと性能帯 |
| 8 | 第8世代 |
| 250 | 同じ世代内で製品を区別する番号 |
| U | 主にノートPC向けの省電力タイプ |
つまり、Core i5-8250Uは「第8世代のCore i5で、主にノートPC向けのCPU」と分かります。
世代の部分は、型番によって1桁または2桁です。
- Core i5-8250U:第8世代
- Core i5-10210U:第10世代
ただし、この読み方は主に従来の「Core i3・i5・i7・i9」に当てはまります。新しい「Intel Core 5」や「Intel Core Ultra 5」などは命名方法が異なります。また、AMD Ryzenにも同じ見方をそのまま当てはめることはできません。
中古PCで見かけたCPU名が分かりにくいときは、型番全体で検索し、Intelやパソコンメーカーの仕様ページを確認するのが確実です。
Core i3・i5・i7の違い
IntelのCPUには、Core i3・Core i5・Core i7などの種類があります。
基本的なイメージは次のとおりです。
| 種類 | おもな用途の目安 |
| Core i3 | インターネットや文書作成などの軽作業 |
| Core i5 | 一般的な用途に使いやすい標準クラス |
| Core i7 | 動画編集など、より重い作業にも対応しやすい上位クラス |
同じ世代で、ノートPC向け同士など条件が近ければ、一般的にはCore i3、Core i5、Core i7の順に上位の性能帯になります。
ただし、Core i7なら必ず速いとは限りません。世代、ノートPC向け・デスクトップPC向けの違い、型番末尾の記号などによって性能は変わります。
中古PC選びでは、「i7だから安心」と決めず、世代を含む型番全体を確認することが大切です。
▶ 中古パソコンはCore i5で十分?i7との違いとおすすめCPU【2026】
中古PCでは「i5・i7」だけでなく世代も確認する
中古PCの商品ページでは、「高性能Core i7搭載」などと大きく書かれていることがあります。
しかし、古い世代のCore i7と、新しい世代のCore i3・i5を、名前だけで比較することはできません。
CPUは世代が進むなかで、設計、コア数、処理効率などが変わっています。そのため、世代が大きく違えば、下位のブランドでも古い上位ブランドに近い性能を持つ場合があります。
ざっくり覚えるなら、次の3点です。
- 同じ世代・同じ種類のPCなら、一般にCore i7はCore i5より上位
- 世代が違う場合は、i3・i5・i7だけで決めない
- 正確に比べるときは、CPUの型番全体を確認する
中古PCを今から選ぶなら、当サイトでは、第8世代以上を予算重視の最低ライン、第10世代以上をおすすめの目安として考えています。
CPU世代から分かる発売時期の目安
CPUの世代を見ると、そのCPUが登場した時期をおおまかに判断できます。
| CPU世代 | 主な登場時期の目安 | 中古PC選びでの考え方 |
| 第6世代 | 2015年ごろ | 現在はかなり古い |
| 第7世代 | 2016~2017年ごろ | Windows 11非対応のCPUが多い |
| 第8世代 | 2017~2018年ごろ | 予算重視で考える最低ライン |
| 第10世代 | 2019~2020年ごろ | 今から選ぶ場合のおすすめ目安 |
これはCPUの主な登場時期であり、パソコン本体の製造年や購入年と必ず一致するわけではありません。同じCPUを搭載したパソコンが、翌年以降に販売されることもあります。
そのため、「CPU世代だけでパソコンの正確な年式が分かる」のではなく、「古さを判断する手がかりになる」と考えましょう。
Windows 11対応CPUか確認する
CPUの世代が分かったら、次にWindows 11へ正式対応しているか確認します。
Intel Coreシリーズでは、第8世代以降が対応の大まかな目安です。ただし、一部に例外があり、Windows 11はCPU以外にもTPM 2.0、セキュアブート、メモリ、ストレージなどの要件があります。
最終的には、Microsoftの対応CPU一覧または「PC正常性チェック」アプリで確認するのが確実です。
Windows 10の通常サポートは2025年10月14日に終了しています。Windows 11へ移行できない場合は、条件を満たせば「拡張セキュリティ更新(ESU)」を利用して、一定期間セキュリティ更新を受ける選択肢もあります。
ただし、ESUはWindows 11へ移行するまでの一時的な選択肢と考え、長期的にはWindows 11対応PCへの移行も検討しておくと安心です。
▶ Windows 11対応CPUは第何世代から?確認方法と買い替え判断【2026】
CPUを確認すると買い替え時期が分かる?
CPUの世代だけでは、買い替え時期は決まりません。
次の項目も合わせて確認すると判断しやすくなります。
- Windows 11へ正式対応しているか
- メモリは8GB以上あるか
- ストレージはSSDか
- バッテリーや本体に不具合がないか
- 普段の作業で遅さや不便を感じているか
たとえば、第6~7世代のCPUでも、使い方によっては動作します。ただし、Windows 11非対応、メモリ4GB、HDD搭載など、古さにつながる条件が重なっている場合は、部品交換で延命するより買い替えた方がよいこともあります。
反対に、CPUが比較的新しく、Windows 11に正式対応し、メモリ8GB以上・SSD搭載で、普段の使用に大きな不満がない場合は、すぐに買い替える必要がないこともあります。
CPUだけで結論を出さず、「Windows 11への対応」「メモリ」「SSD」「現在の使い勝手」など、複数の条件を見て判断するのがポイントです。
パソコンが遅くて買い替えるか迷っている場合は、こちらの記事で原因と判断方法を詳しく整理しています。
▶ パソコンが遅い原因と対処法|今すぐできる改善と買い替え判断【2026】
中古PC選びで失敗しにくいCPUの目安
2026年に中古PCを選ぶ場合、当サイトでは次の基準を一つの目安にしています。
予算を抑えたい場合
- Core i5 第8世代以上
- メモリ8GB以上
- SSD 256GB以上
- Windows 11正式対応
余裕を持って使いたい場合
- Core i5 第10世代以上
- メモリ16GB
- SSD 256GB以上
- Windows 11正式対応
動画編集など重い作業もする場合
Core i7という名前だけで決めず、使うソフトの推奨環境とCPUの型番を確認します。用途によっては、Core i5でも新しい世代の方が使いやすいことがあります。
インターネット、動画視聴、一般的なWord・Excel作業が中心なら、Core i5 第10世代以上、メモリ16GB、SSD 256GB以上を一つの目安にすると選びやすいと思います。
CPU以外も含めた基準は、次の記事にまとめています。
▶ 中古PCのおすすめスペックは?Core i5第何世代・メモリ何GBを選ぶべきか【2026】
買い替えを考え始めたら中古PC選びの全体像を確認する
CPUを確認して「今のパソコンは古そうだ」「Windows 11にも対応していない」と分かったら、すぐに商品を選ぶ前に、中古PC選びの全体像を確認しておくと安心です。
中古PCは、CPUだけでなく、メモリ、SSD、保証、バッテリー、Officeの種類なども確認する必要があります。
▶ 中古パソコンの選び方まとめ|初心者が購入前に確認したいポイント【2026】
そのうえで、買い替える方向が決まっている方は、条件に合う機種をランキングで確認できます。
▶ 【2026】中古PCおすすめランキング|初心者向けにWin11対応モデルを厳選
まとめ
Windowsでは、「設定」→「システム」→「バージョン情報」からCPUを簡単に確認できます。
CPU名を見るときのポイントは、次のとおりです。
- Core i3・i5・i7だけで決めない
- CPUの世代と型番末尾の記号も確認する
- CPU世代はパソコンの古さを判断する手がかりになる
- Intel Coreでは第8世代以降がWindows 11対応の大まかな目安
- 最終確認はMicrosoftの対応CPU一覧やPC正常性チェックで行う
- 買い替えは、メモリ、SSD、本体の状態も合わせて判断する
CPUを確認したら、まずWindows 11への対応状況を確認します。そのうえで、性能不足や非対応などの条件が重なっている場合に、買い替えを検討する流れが自然です。
「第7世代以前だったから、すぐに買い替えなければ」と慌てる必要はありません。今の使い方で困っていることと、ほかのスペックも合わせて、一つずつ確認していきましょう。
参考にした公式情報
- Intel|Intel Coreプロセッサーの世代を確認する方法
- Intel|プロセッサー名の末尾にある文字の意味
- Microsoft|Windows 11のシステム要件
- Microsoft|Windows 11が対応するIntelプロセッサー
- Microsoft|PC正常性チェックアプリの使い方
- Microsoft|Windows 10のサポート終了について








