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「下克上受験」(本)読了。子供への思いそして、「親塾」という父親の覚悟。

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Mediamodifier / Pixabay

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タイトルに引かれて「下克上受験」を手に取り、一気読み

印象的だった、父親の覚悟

自分の人生をわが子(娘)に送らせたくはないと思い、親子で最難関中学への受験を決意。
目標に向かっての1年5カ月の受験勉強。
著者の受験勉強への、さまざまな工夫やその時の著者の感情が描かれています。

中卒の父母と、偏差値41の娘が、進学塾へも行かず、親子二人三脚で最難関私立中学の桜蔭中学校合格を目指す姿を描く。
→ 下剋上受験(ウィキペディア)より

この本を読んで、感じたのは
・中学受験のキッカケを作った、人生の流れを変えなければと思った「父親の覚悟」
・塾に入れるのではなく、父親と娘が一緒に勉強をしていくという「親塾」
・受験勉強を通じての、親の成長、子どもの成長。そして親子の絆。

最難関中学受験のキッカケ

印象的だった「夢と向かい合うことを避けてきた人生の癖」という言葉。

目標に向かって突き進むことを見失って日々の生活に流され、その結果として今があるような人生。
視線を少しだけ先に向けることで、ぼんやりとした霧の向こう側に見えるものが見えてくる。
それは、見ようとしなければ決して見ることはない、霧の向こう側。
その霧の向こう側を見ようとすることではじめて、行きたいと思う気持ちが生まれる。

今までと同じことをやっていたら、今までと同じ。自分と同じ人生を歩ませたくはない。
流れを変えるためには、ぼんやりとした霧の向こう側をしっかり見なければだめなんだ。
著者が、最難関の中学受験を目指すキッカケになったのは、そういうことでした。

塾ではなく「親塾」

そして受験勉強の方法として選んだのは、「一緒に勉強をしていく」ということ。
「一緒にやろう」。教えるのではなく、一緒にやろうと始まった「親塾」。

なぜ塾ではなかったというと、テストの結果でクラス分けをされてしまい、
最難関を目指すこともできないように思えたからでした。

その中で、親が教えること「親塾」でのメリット・デメリット。
メリットは、時間を無駄なく使えること。そして、親子の絆が高まること。
そして、デメリットは、受験に対してのテクニックなどの情報不足と、避けて通れない親子の感情トラブル。

自分も子どもを教えていて経験がありますがが、つい「なんでわからないんだ」と子どもに怒ってしまうのだ。もちろん、怒った瞬間に勉強は終了となってしまうのですが、それを著者は驚くような方法で乗り越えながら「親塾」を継続していく。その中に父親の覚悟を見ました。

親子絆、ともに成長

一方的に「教える」のではなく、「一緒にやろう」という姿勢が、「親塾」の最大のポイント。
一緒に親子で受験戦争に闘っている。いわば戦友。そこから生まれる絆は計り知れません。
受験日前日、受験勉強を終了したといに娘さんが発せられた言葉に、感動して思わずウルウル。。。

本書を読んだ後、
子どものために親は何ができるか、子どもにはどうあってほしいかなど
自分自身、考えるきっかけにもなりました。

そして、

子どもと一緒にいる時間の大切さ、一方的ではなく「一緒にやろう」ということの大切さ
とともに、
結果だけに一喜一憂していないで、その過程も大切にしていきたい
そんなことも、感じられました。

受験に関係なくても、子どもとの関係を考えるキッカケになる本だと思います。
気になる方は、読んでみてはいかがでしょうか。。。

「下剋上受験-両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した!」


著者/桜井信一
発行日/2014年7月18日。2016年12月22日(文庫本)
発行元/産経新聞出版
形態/四六判並製
ページ数/352。408(文庫本)

阿部サダヲさん主演のTBSドラマ「下剋上受験」


出演: 阿部サダヲさん、 深田恭子さん、山田美紅羽さん、ほか。
公式サイトには、第一話から最終話まで全10話のあらすじも掲載されています。

DVD版、Blu-ray版もともにBOXで発売されていますので、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。。。

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